職場のテレワークがだいぶ定着してきて、今後もけっこう自宅で仕事をするような状況になりそうだなと思うようになりました。
だいぶ遅ればせながら、テレワーク環境を整えようと思っています。
今回は、手始めにPCデスクを自作してみます。
PCデスク選びのポイント
PCデスクを選ぶときは、次の3つのバランスで決めることになります。
・デザイン
・大きさ
・値段
大きさやデザインを追求すればするほど値段は高くなりますし、値段を第一に考えるなら大きさやデザインで妥協しなければなりません。
購入と自作どっちにする?
自分がほしいと思うデスクがショップで見つかれば苦労しないのですが意外とこれが難しい。
私もこだわりというか細かい希望がありました。
・デザイン:木の天板でウォールナットっぽい色、アイアン脚
・大きさ:幅110cmと小さめだけど、奥行きは65cmくらいの広いタイプがいい
・価格:2~3万円くらい
ざっくり言えば、大きさ>デザイン>価格という感じでしょうか。
各項目ごとにそこまで細かい条件を指定しているわけではないですが、それぞれに条件があると一気に候補がなくなります。
一番イメージに近かったのはこちら。
デザイン、価格ともに申し分なく、奥行きもあるタイプでとてもいいのですが幅が118cmで大きさがアウト。
それならサイズオーダーできるものを探してみましたが、デザイン、大きさはとても満足度が高そうですが値段が5万オーバーで断念。
その後も色々探してみてもどうにも購入を決心するものはなく、自作してみようかなぁと思い立ちました。
PCデスクの自作
色々とyoutubeで作り方を見ましたが、工程はだいたい次の段階に分けられます。
①木材を選ぶ
②好きな大きさにカットする
③やすりがけなど形を整える
④塗装
⑤脚をつける
これだけの工程でも全部自分でやろうとするとけっこう大変です。私は、DIY未経験ですし、これらの工程のうち自分でやる部分をできるだけ少なくする方針にしました。
具体的には、技術や機材が必要になる木材のカットやヤスリがけはオーダーで済ませて、自分でやるのは塗装と脚をくっつけるくらいにしました。
木材選び
作り方についてはyoutubeで「PCデスク DIY」で検索すればわかりやすいものがたくさんあるのでここでは詳しく解説はしません。
ですが、使ったものについては選んだ理由、良かったものなど参考になりそうなものを紹介していきます。
まず種類ですが、杉材を選びました。これは既製品デスクを探しているときに一番気に入った見た目だったことが理由です。
杉材は柔らかいので、デスクの天板に使うのはもっと硬い方が良いかなとも思ったのですが、けっこう杉材のデスクもあるので大丈夫かなと。
一応厚みを30mmにすることで簡単に反らないようにしてみました。
今回は木材商店さんというところでオーダーしました。個人的にはこのサイトを見つけられたのが一番ラッキーだったと思います。
角を丸くする、前面のみナイフ加工にするなど用意されたオプションはもちろん、配線を通すスリットといった個別オプションをつけたりしても2万円くらいでオーダーすることができました。
他のところで同じオーダーをしたら一気に予算オーバーの金額までいってしまったので非常に助かりましたね。
実際にオーダーして届いた天板がこちら。節もないのでとてもすっきりしていておしゃれです。
スリットや前面のナイフ加工もキレイです。
あとやすりがけも無料でしっかりかけてくれているので、本当に色を塗って脚をつけるだけって感じです。
塗装
塗装は木目を活かすオイル系の塗料を使いたかったのでワトコオイルのダークウォルナットにしました。
ブライワックスと迷いましたが、ブライワックスの方が水とかに弱いらしく、保護するにはニスなどを上から塗る必要があるため、工程の少ないワトコオイルにしました。
使ったものは下にまとめます。
①ワトコオイル 200ml×1
②はけ、塗料入れる入れ物、ビニール手袋
③ウエス(不要になった綿のTシャツなど)
④耐水サンドペーパー 400番
⑤養生シート(新聞紙など)
⑥作業台(あれば)
私の天板は幅105cm、奥行き65cm、厚さ3cmですが、ワトコオイル一缶で裏表塗っても余るくらいだったのでこれくらいの大きさの天板であれば1缶で十分だと思います。
ウエスはいらない綿のTシャツで大丈夫です。私はよくわからなかったのでホームセンターで袋に入ったウエスを買ったのですが開けてみたらまんまTシャツでした。
なんか使用済感があってちょっとイヤな感じがしましたwが、家に不要な綿のTシャツがなかったので結局買う必要があった気がします。
工程は、はけでワトコオイルを天板に塗る→15分くらい放置してから耐水ペーパーでヤスリがけ→もう一度塗る→適宜ウエスで表面を拭きながら乾燥という流れです。
塗装は初めてでしたが、塗り始めてから乾燥に移るまで2時間くらいで終えることができました。
ちなみに乾燥時間は24時間と書かれています。
表面がさらさらになるのは1日かそれより短くても大丈夫ですが、ニオイのことを考えるとできれば数日は外で乾燥させた方がいいと思います。
1日くらいでもニオイはそれなりに落ち着きますが、部屋に入れてしばらく経つと部屋中にニオイがこもってしまいます。
私が塗装した時は外気温24度くらいで一日中曇りの状態で3日くらい経つと部屋に入れてもニオイが気にならなくなりました(全くなくなるわけではないです)。
組み立て
塗装が終わったら脚の取り付けです。アイアン脚はこちらを買いました。
電動ドリルが家にあったのでこれで穴を開けてオニメナットを取り付けました。
ネジを直接木に入れていくのではなく、オニメナットがねじ山の受け皿になってくれるため、なにかあったときに取り外し、再度の取り付けが簡単にできます。
オニメナットは長さ13mmでネジはM6の長さ20mmのものを使いました。天板に開けた下穴は径9mmの長さ17mmです。
完成、合計金額
できたのがこちら。配線整理はまだやってないのでちょっとごちゃごちゃしてますが…w
ウォルナットの色がよく、作業スペースも広くてとても満足です。
気になる総額は、天板2万円、脚や塗料等の道具に1万円くらいの合計3万円くらいで作ることができました。
DIYと聞くと少しハードルが高いと思うかもしれませんが、この程度くらいの作業にすれば全くの未経験でも十分に作ることができます。
PCデスクを探している方の参考になればうれしいです!