先日自作したPCに使っているCPUクーラーのファン(忍者五)を換装してみました。ちゃんとした検証※ではないけど800rpm、1200rpm、2000rpmを試して1200rpmに落ち着いたって話です。
※Cinebenchで温度計測したりしますが、基本1回しかやってないので誤差の可能性があるとかです。
PC構成
- CPU:Core i7 10700K BOX
- CPUクーラー:忍者五
- マザボ:Asrock Z490 Phantom Gaming 4/2.5G
その他のパーツはこちら。
10700kをもうちょっと冷やしたい
私の自作PCはintel第10世代のCore i7 10700kを使用しています。CPUはサイズ社の大型クーラー忍者五。ご覧のとおり見た目はゴツくてマザーボードをほぼ隠してしまうくらいですが、ハイスペックな10700kを冷やせる性能です。
自作PCを稼働してわかったのですが、忍者五に最初から付属しているファンの音は回転数が800rpmでとても静かです。はっきり言ってほぼ無音といっていいくらい。私はリビングのテレビ裏に置いているのですが、PC使用時に全く音は聞こえません。わざわざ近づいても聞こえないレベル(グラボやケースファンがそれなりに動いていてかき消されてるっぽい)。
このままでも大きな不満はありませんでしたが、Cinebenchを回すと最高で87℃くらいまで上がります。
正直マルチコアを100%の状態で長時間稼働させるような作業はしないのでこれくらいでも十分といえば十分です。黒い砂漠とかやっていても70℃まで上がるか上がらないかくらいですし。ただ、ファンが800rpmと控えめな回転数なので少しくらい静音性を犠牲にして冷えるのであれば気持ち的にも安心できるかな~と思いやってみました。
換装したのは1200rpmと2000rpmの2種類。回転数は固定のものです。1200は800~1200で調整できるものもあるらしいのでそっちにすればよかったヨ・・・。
カタログスペック
型番/回転数 | 風量 | 騒音値 |
SU1225FD12L-RD/800rpm | 43.03CFM | 14.5dBA |
SU1225FD12M-RH/1200rpm | 51.17CFM | 24.9dBA |
SU1225FD12H-RP/2000rpm | 89.04CFM | 38.0dBA |
2000rpm:冷えるけどうるさくてムリ!
まずは2000rpmから。順番に回転数をあげてもいいんだけど最低から最高の方が差を感じやすいかなと思って先に2000rpmにしました。
見た目はどれも変わらないので換装した姿は割愛。
スイッチオンしてみると、
忍者五「しゅうぃぃぃぃぃぃぃん!」
かなり大きい音がなりました。私の自作PCで一番音がでるのは負荷がかかっている時のグラボファンだったんですが、それよりも確実にでかい。
Cinebenchを回してみると80℃でした。確かにこれはすごい冷却性能アップです。回転数でホンマに変わるんかいなと思っていた部分もありましたが、さすがにこれは納得の数字です。
ただね・・・。静音性はほぼ失われます。数字上の騒音値は800rpm→2000rpmで2.6倍ですが、ほぼ無音の状態から「うるせぇぇ」と思うくらいですから、体感的には2.6倍どころではないです。数字で安易に判断してはいけませんね。そこまで静音性は重視していなかったのですが、家族が寝静まった後にゲームをやる身としてはちょっと気になり、2000rpmは泣く泣く却下・・・7℃の低下は魅力なんですけどね。せめて回転数固定じゃなければ・・・。
自分しか使わない部屋でならヘッドホンとかしてしまえばなんとでもなりそうなのでいけそうな気がします。
1200rpm:冷却性能も少し上がって静音も許容範囲
続いて1200rpmです。動作音は「コ―」とか「サー」という感じで無音ではないですが、静かです。800と2000と比較すると1200の音量は明らかに800寄りですね。
Cinebenchを回してみると83℃。一応冷却性能は上がっているようです。800から400上がっただけだとそんなには違わんだろと思ったけどそこそこ違いを感じられましたね。
まとめ:静音と冷却バランスは1200rpm
わたしの主観では↓のような感じですね。
冷却性能 | 静音性 | |
800rpm | △ | ◎ |
1200rpm | ○ | ○ |
2000rpm | ◎ | △ |
1200rpmが冷却と静音性のバランスがいい感じ。Amazonで買うと1500円くらいですし、忍者五本体と合わせても7,000円ちょっとです。これ以上かかるならアサシンⅢとかNoctuaが見えてきちゃいますが安価な大型空冷クーラーとしてはオススメじゃないかと思います。